会長挨拶

職能向上をめざし、共に学び続ける教育会

一般社団法人 中野・下高井教育会長
舘林 弘毅

 平成22~23年にかけて、私たちの中野・下高井教育会は、代議員会、臨時総会での話し合いを重ね、悩んだ末に、一般社団法人として再スタートする道を選びました。ちょうどそのころ、東日本大震災が発生し、防災・減災の合言葉として、「自助・共助・公助」という言葉が注目され始めました。
 
令和2年は、新型コロナウイルス感染拡大防止のための「新しい生活様式」という言葉があちらこちらで見られます。3密を避ける、ソーシャル・ディスタンシング等の具体的な対策は、集うこと、共に活動すること、語り合うことが存在意義の教育会にとって、たいへんな逆風下におかれることになっています。
 
 いっぽうで、これまでの教育会活動や、自分たちの行っている研修のあり方を客観的に見直す機会になっているのではないでしょうか。ひとりで考え実践する研修(自研修)、県や市町村によるオンラインや配付物を使って行われる研修(公研修)、そして仲間と顔を合わせて試行錯誤しながら行う研修(共研修)。ともすれば、コロナ対策に追われる日々の忙しさから、なかなかひとりでは研修に向き合うエネルギーが湧いてこない会員の皆さまもおられるかもしれません。そんなときだからこそ、教育会館に掲げられている2つの額の言葉、『学如不及(学は及ばざるが如くす)』・『協穆(きょうぼく)』のままに、研修を重ねてもここまでという終わりのない学びの道を、仲間と共に一歩ずつ着実に進んでいきたいものです。
 
 本年度は、総集会や志賀高原夏期大学などの講演会が軒並み中止になってしまい、各種委員会活動等の会合についても、しばらく延期をせざるを得ない状況が続いています。平成28~29年に建設された新教育会館で集う機会も極端に減っており、何とも歯がゆい思いが募ります。しかし、会員の皆さんの熱意と工夫により、感染対策を十分したうえで、再び集い、共に活動し、語り合う機会をつくっていきましょう。
 
 なお、本年度は、会員の皆さまからこれまでにいただいたご意見を参考にして、各事業の運営方法に工夫を加えることで、会費徴収率を下げる試みをしました。一般社団法人化、会館建て替えに続き、学校統合による教職員数減という大きな変革期にあたり、会員の皆さまのいっそうのご協力をお願いします。